新型コロナウイルス感染症への対応
令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症は、感染症法上の位置づけが「5類感染症」に変更されました。
5月8日以降、感染防止対策は個人や事業者の判断による自主的な取組が基本となるとともに、医療提供体制は、限られた医療機関による特別な対応から、幅広い医療機関による通常の対応に移行していくこととされました。
10月以降は、通常医療との両立を更に強化し、重点的・集中的な支援により、冬の感染拡大に対応しつつ、通常の医療提供体制等へ段階的に移行していきます。
新型コロナウイルス感染症への対応
1 基本的な感染対策について
- 感染対策の実施については、行政が一律に対応を求めることはなく、個人・事業者の判断が基本となります。
- 基本的感染対策の実施に当たっては、感染対策上の必要性に加え、経済的・社会的合理性や、持続可能性の観点も考慮して、感染対策に取り組んでください。
- マスクについても、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることが基本となりますが、医療機関や高齢者施設等への訪問時などマスクの着用が効果的な場面では、マスクの着用を推奨します。
- その他感染対策に関する情報は、以下のページをご参照ください。
※ 感染対策に関する情報について
2 療養等の考え方について
新型コロナ患者は法律に基づく外出自粛は求められず、外出を控えるかどうかは個人の判断に委ねられます。
(1)本人が感染した場合
- 発症後5日間を経過し、かつ、症状軽快から24時間経過するまでの間は外出を控えることを推奨します。
- 発症後10日間が経過するまでは、マスク着用や高齢者等ハイリスク者との接触を控えることを推奨します。
(2)家族等に感染者がいる場合
- 感染者と同居している方は、7日目まではマスクの着用や高齢者等ハイリスク者との接触を控えるなどの配慮をお願いします。
感染症法上の位置づけ変更後の療養に関するQ&A(PDF:886.1KB)
家族が新型コロナウイルスに感染した時のポイント お子さまが新型コロナウイルスに感染した時のポイント


3 相談窓口について
- 新型コロナウイルス感染症に関する電話相談窓口を設置し、発熱など心配な症状が出たとき、どこで受診したらいいか分からない場合の受診先、自宅療養中に症状が重くなったときなどの相談に対応します。
「千葉県新型コロナウイルス感染症相談センター」
問合せ先 24時間(土日・祝日を含む毎日) TEL 0570-200-139
※聴覚に障害がある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方は、ファックスをご利用ください。(ファックスによるご相談の場合、回答までにお時間をいただく場合があります)
千葉県疾病対策課 FAX 043-224-8910 ファックス様式(PDF:75.7KB)
※ 千葉市、船橋市、柏市にお住まいの方は、各市にも相談窓口があります。
(電話番号)043-307-1125
(対応時間)8時30分時から18時30分(土日・祝日を含む)
(電話番号)047-409-3127
(対応時間)9時から17時(土日・祝日を含む)
(電話番号)050-5527-6942
(対応時間)9時から17時(土日・祝日を除く)
4 医療提供体制等について
(1)医療提供体制
- 医療提供体制は、基本的に季節性インフルエンザ等の他の一般的な感染症と同様になります。
ア 病床の確保
新型コロナ患者のために特別に病床を確保するという考え方から、一般的な入院医療体制での対応に移行を進めています。
イ 外来対応医療機関等の確保
必要な方が速やかに受診・検査ができるよう、外来対応医療機関等を確保・公表しています。
※ 外来対応医療機関・自宅療養者等に対応する医療機関の名簿はこちら
ウ 治療薬の投与体制
新型コロナウイルス感染症の治療薬は医師が必要と判断した方に使用されます。
経口抗ウイルス薬を取扱い、リストの公表について同意した薬局を公表しています。
※ 経口抗ウイルス薬を提供できる薬局名簿はこちら
エ 後方支援医療機関等の確保
- 新型コロナウイルス感染症患者用病床の対応能力を拡大するため、新型コロナウイルス感染症からの回復患者の受け入れに協力する医療機関を、それぞれが受け入れ可能な患者等の関連情報とともにリスト化し、治療にあたる医療機関に提供しています。
- また、新型コロナウイルス感染症からの回復患者のうち要介護高齢者の受け入れに協力する介護老人保健施設についても必要な医療機関に提供しています。
(2)医療費の自己負担(10月1日から変更あり)
ア 外来医療費
- 新型コロナウイルス感染症の治療薬の薬剤費(国が指定したものに限る)は、10月以降、以下のとおり医療費の自己負担割合に応じて段階的に自己負担が生じます。
医療費の自己負担割合 |
治療薬の薬剤費の自己負担限度額 |
3割 |
9,000円 |
2割 |
6,000円 |
1割 |
3,000円 |
※公費補助の対象薬剤であっても、処方箋料、調剤料等は公費補助の対象外です。
※新型コロナウイルス感染症のために処方された薬剤であっても、解熱剤や鎮咳薬等は対象の薬剤ではないため、公費補助の対象外です。
※治療薬の薬剤費に係る自己負担額のほかに、医療機関でかかる診察料等は自己負担が発生します。
イ 入院医療費
- 医療費は保険診療、食事代は自己負担があります。
- 新型コロナウイルス治療のための入院医療費は、令和5年9月末まで、高額療養費制度の自己負担限度額から原則2万円を減額した額が自己負担の上限でしたが、10月以降は、自己負担限度額からの減額幅(公費支援額)が、原則1万円となります。
※
※ 患者等に対する公費支援


※ リーフレット

(3)コロナ罹患後症状(後遺症)への対応
- かかりつけ医や感染症の診断を行った医療機関が、後遺症に悩む方々を引き続き診療していくための支援として、相談や患者紹介に対応する専門的な医療機関を増やす取組を進め、これらの医療機関のリストをかかりつけ医等に情報提供しています。
- また、後遺症の診療をテーマとした医療機関向けの研修会を開催するなど、多くの医療関係者が最新の知見を得て、かかりつけ医などの地域の医療機関で、広く後遺症患者に対応できるように努めています。
- なお、かかりつけの医療機関等がない場合やかかりつけの医療機関等が後遺症の診療に対応していない場合等に、コロナ罹患後症状に悩む方の診療をしている医療機関の一覧を、県ホームページに公表しています。
詳細は、コロナ罹患後症状(いわゆる後遺症)に悩む方の診療をしている医療機関についてのページをご確認ください。
5 新型コロナワクチン接種について
令和5年度も、新型コロナワクチンを自己負担なしで接種できます。
- 令和5年秋開始接種(追加接種)(令和5年9月20日~令和6年3月31日)
対象:初回接種を完了した、生後6か月以上の全ての方(春開始接種で接種した者も含む)
対象:生後6か月以上の方
- 副反応等に係る相談窓口を開設し、看護師が、専門的な知識を有する医師のサポートを受け、24時間体制で相談に対応しています。
※ 接種券や接種会場についてはお住いの市町村にお問い合わせください。
※ 新型コロナワクチンについて
※ 令和5年秋開始接種についてのお知らせ(厚生労働省)


6 高齢者施設等での対応について
- 感染防止対策に留意した面会の実施(再開)など、利用者のQOLへの配慮をお願いしつつ、研修や訓練などによる感染対策の徹底を周知しています。
- 高齢者施設等との連携が可能な医療機関についての情報を収集し、希望する施設に提供するなど、往診等の対応が可能な医療機関の確保を支援しています。
- クラスター発生施設等へ専門家を派遣し、ゾーニングや個人防護具の着脱等の感染対策の指導をしています。
- クラスター発生したときなどに、必要に応じて行政検査を行います。
関連リンク
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